未利用資源の活用

"未利用資源" とは?

本当は成分が良かったり、美味しかったりするのに、手間がかかる事を理由に廃棄されていたり、放置されているもの。

ワカメや昆布の養殖で出る海藻の茎や根、たくさん実るけれども取り切れない渋柿・・・三陸の生産現場にはたくさんの未利用資源が眠っています。

当社の商品開発例(昆布根の藻塩)

三陸で盛んな昆布の養殖。海中のロープに根を張り昆布は育ちますが、収穫後、この根をロープから外すのが大変で、漁師にとって厄介者となります。そのため栄養豊富な部分にも関わらず、全て廃棄されていました。当社ではこの昆布根を粉末に加工。海水塩とあわせ、出汁たっぷりの昆布塩とすることに成功しました。手軽に昆布の旨味を加えられる調味料として、料理、食卓でご利用いただいています。

地域の持続可能性を広げる

大変な思いをして漁に出ても買い手がつかないからと捨てらる水産物、加工に手間がかかり継承者もいないことから収穫もされず鳥獣のエサになっている農作物。こうした状況を目にする中、本当は栄養が豊富だったり、地元の文化伝統だったりと、磨けば光る価値を発揮させることで、生産者・消費者・環境にとって未来を広げることができると思いを抱きました。


未利用資源を有効活用できれば、生産者にとっては新たな収入源となり、地域の文化も守られます。限られた資源を有効活用し、山野の手入れに資することで、環境保全となります。現代の消費者ニーズにあった商品を開発し、地域の持続可能性に貢献します。